ステンドグラス〜ガラスが描く世界
ステンドグラスに興味があるけれど、自分で製作する気は無い、またはお気に入りの作家のステンドグラスをぜひ自宅に飾りたい! という人も多いでしょう。ここでは、ステンドグラスを自宅に設置する場合のあれこれについて紹介していくことにします。

自宅にステンドグラスを入れよう

あなたのお家もステンドグラスに!

玄関ドアや小窓など、一般住宅でもステンドグラスを使用している家庭は増えてきましたね。別にたくさんの色ガラスを使用した、複雑な図形ばかりがステンドグラスではありません。むしろ、一般家庭であれば色も淡色、割り数(ガラスピースの数)も数個ということの方が多いのでは無いでしょうか。

確かに色数を増やし、図形も複雑なものはゴージャスですが、一般家庭では派手すぎるかもしれませんし、値段も高くついてしまいます。ここでは、もしあなたが自宅にステンドグラスを装着したいと思った場合のアドバイスをしてみましょう。

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ステンドグラスを設置する場所は?

一般家庭の場合、固定して開かないようになっている「はめ殺し」とか「fix」と呼ばれる小窓につけることになるでしょう。その場合、外側に普通の窓、内側にステンドグラスを入れる二重サッシ方式が一般的です。ステンドグラスが、直接外に面するような使い方は玄関ドアなど、一部に限られます。そのような場合は防水加工などが必要になります。

基本的には中に設置するほうが安心ですね。もしも外側に面するように設置する場合には、事前に伝えておけば、防水やすきま風対策を取ってもらえます。もう一つ大事な事は玄関ドアに設置する際には、細かく枠が入っているものを選択すること。大きな枠だと、割られて勝手に侵入される危険がありますので、防犯上の理由によります。別にステンドグラスに限った話ではありませんが。

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いくらかかるの?

ステンドグラスの設置は普通の窓に比べればやはり高価になります。基本的には大きさで見積もりを取るのですが、材料のガラスの質、ガラスのカット数、デザインの細かさなどなど、さまざまな要因で、同じ大きさでも倍近く値段が変わることがあります。そのせいで大抵の工房では、かなりあいまいな見積もりか、見積もり“参考”価格というものを出してくるはずです。

意地悪なわけではなく、正確な見積もりを出すには、デザインを決定して、使うガラスなどを全て決めてからでないと出せないのです。しかも、ステンドグラスはデザインにかなり労力を要するので、デザインから正確な見積もりまでを出してからキャンセルされると、工房としては大変痛いのです。基本的には、1×1メートルの大きさで15〜30万円くらい(普通の家庭の場合)を覚悟する必要があります。

そのほかにかかるお金

以上はステンドグラス単体のお金ですね。その他に工事費などがかかります。自宅が新築・改築中であれば、ついでにお願いすれば安く済むのですが、普通はそれなりの出費を覚悟しなくてはなりません。また、うまいこと近所にステンドグラス工房があればいいのですが、そうでなければ配達してもらう必要がありますので、運送費用も考慮しておく必要があるでしょう。工房によっては運送費込みの場合もありますので確認しておきましょう。

デザインが気にいらない!

大抵のステンドグラス工房では、実際に製作する前に、デザイン画の候補を数点出してくれて、そこから選択(気にいらなければデザインし直し)するパターンになると思います。このデザインの書き直しは、何回でも無料でおこなってくれる工房もありますし、いくらかの手数料を要求されることもあります。こちらも事前に確認しておきましょう。
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設置前のアドバイス

まずは、ステンドグラスを設置する場所の、正確な寸法を測ります。その寸法を元に、ステンドグラス作家さんに見積もりしてもらい、注文することになりからです。なお、寸法は正確に出さないと、届いたステンドグラスがはまらないとか、逆にゆるすぎとかになりかねません。もし、自宅が工事中(新築など)の場合は、出入りのサッシ屋さんに相談して、寸法を出してもらうのが確実です。

また、この人のデザインでないといやだ、というひいきの作家さんがいないのなら、そのまま設置まで全て業者に任せてしまう手もあります。業者は、付き合いのある作家さんや工房と打ち合わせをして、注文・配送・設置まで一通り行ってくれるはずです。ひいきの作家さんがいる場合でも、その仲介を業者にお願いしてもらうことも出来ます。よほど複雑なデザインやこだわりがなければ、楽ですし間違いも少ないのでお勧めです。

反対に、ステンドグラス工房に注文すると、そちらでサッシ屋さんなどを紹介してくれて、あとはサッシ屋さんと工房で話し合ってくれることもあります。ひいきの作家がいるなら先に工房に、そうでなければ先にサッシ屋に相談するとよいでしょう。

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室内にステンドグラスの潤いを

窓にはめるような大掛かりなステンドグラスではなく、ティファニーテクニックなどを駆使した小物類や、ランプ、パネルなどを室内においておくのも生活の潤いとしていいですね。特に、ランプなどはそれ自体が発光するわけなので、透過光と造形を楽しむステンドグラスにピッタリといえるでしょう。高くて手が出ないというのであれば、写真立てやミニパネルなどの小物類もお勧めです。

小物を手に入れたい!

ステンドグラス工房は小規模なものが多く、中には趣味が高じて自作のステンドグラス小物をWeb販売しているセミプロといった人も多く存在します。注文するにも、図案を1から注文できるタイプ、既存の型紙から製作し、ガラスの色や種類だけを指定できるセミオーダータイプ、あくまで作者が趣味で作ったものを並べて、気にいったものがあれば購入するアーティスティックタイプなどがあります。自分の趣味と予算に合わせて選ぶのが良いでしょう。いや、買わなくても観て回るだけでも結構楽しかったりしますよ。

ちょっと裏話

ステンドグラス作家のうち、趣味の範疇で行っている人たちは、どちらかというと商売というよりも自分の作品を見てもらいたい、という趣味の部分が大きいものです。そのため、価格のうち「手間賃」についてはかなりの幅があり、ほぼ材料費だけでもいいという人から、商売っ気の強い人まで色々いますから、値段のばらつきはかなり大きいものです。一軒だけより、数軒見て回ることを強くお勧めします。上でも言いましたが、ひやかしでも結構楽しいものです。Webサイトなら、好きなだけ見物しても怒られませんし。
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