それでは、ステンドグラスの素材になるガラスについて紹介してみましょう。いまでは、さまざまな素材(アクリル、金属など)から作ることが出来るガラスですが、通常ステンドグラスに使用するガラスは昔ながらのけい砂を加工して作られたものです。こうした方法で作られるガラスは、透明ですが、目的に応じて染色されたり、細かな凹凸を付けられたり(すりガラス)する事もあります。なお、ガラスはほかの物質と違い、液体と固体の境目があいまいな物質で、一般的には液体として分類されます。詳しくは下のほうでコラムとして紹介しているので、そちらを参考にしてください。
詳しい事は、これから後のページで話して行くのですが、ガラスが人の手をもって製作されたのは古代メソポタミア文明です。なにしろ、人類最古の文明と呼ばれるものですから、計算してみると、人類とガラスはすでに数千年もの長い付き合いになります。
その後の文明、例えばエジプト時代などでも、ガラスは珍重されていましたが、思いの形に成形するのはまだ難しかったようです。ではステンドグラスの歴史ですが、一気に時代を駆け上り、西暦500年ごろに初めてステンドグラス(だったらしい)の後が発見されています。ステンドグラスの素材となる板ガラスが作られたのは西暦400年頃だったといいますから、そこから約100年くらいでステンドグラスを製造できるようになったのですね。
このサイトでは、ステンドグラスをもっと身近なものに感じて欲しいと思い、以下のようなメニューを用意してみました。どこからでも、気になるところについて読んでみてくださいね。先ほど紹介したガラスの続きですが、簡潔に説明するのが難しいのでコラムにしてしまいました。興味がある方だけどうぞ。さて、水は液体、氷は固体ですね。氷を熱したとすると、氷が溶け着るまではほぼ0度、氷が溶けきって初めて温度が上昇していきます。この場合、0度が氷の融点というものです。次にガラスを暖めてみると、順調に温度が上がっていき、ある範囲で急に柔らかくなりとろとろになります。
つまり、氷と違って明確な融点が無く、温度上昇が止まるポイントがありません。このガラスが柔らかくなり始める時期から、溶けきるまでをガラス転移点と言います。では逆に、ガラスを冷やしてみましょう。ガラス転移点を過ぎるとガラスは急速に硬化しますが、氷などと違って結晶化しません。
ガラスをいくら冷やし続けても、結晶化はしません。固体の定義である、温度低下に伴う結晶化が見られないので、ガラスは個体の仲間には入れないのです。そのためガラスは異状に粘度が高く、剛性がある不思議な液体、ということになるのですね。ですから、長い年月がたつうちに、少しずつガラスはたれてきます。
一番良い例が、長い年月を過ごしてきたステンドグラスです。ちょっとみただけでは判りませんが、上に比べればやや下側が厚くなっているんですよ。ガラスが少しずつたれてきた証拠といえるでしょう。なお、近年では、ガラスも固体として認める説も有力になっています。
















